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2019/05/07

ミネブロ錠(第一三共株式会社)

テーマ:勉強会memo

長期投与医薬品に関する情報(平成31年2月26日収載)
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付、平成18年厚生労働省告示第107号 一部改正)に基づき、薬価基準収載後1年を経過する月の末日までは、1回14日分を限度として投薬すること。→2020年2月29日まで

製品名    ミネブロ錠
一般名    エサキセレノン
製品名の由来    薬効分類名「ミネラルコルチコイド受容体ブロッカー」より「ミネブロ」と命名。

効能・効果    高血圧症
用法・用量    エサキセレノンとして2.5mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合は、5mgまで増量することができる。
収載時の薬価    

ミネブロ錠1.25mg:46.90円
ミネブロ錠2.5mg:89.90円
ミネブロ錠5mg:134.90円

取扱い上の注意
ミネブロ錠1.25mg及びミネブロ錠2.5mgは、錠剤表面に使用色素による黄色の斑点がみられることがある。
また、ミネブロ錠5mgは、錠剤表面に使用色素による赤色の斑点がみられることがある。

他のアルドステロン拮抗薬としてはアルダクトンA(スピロノラクトン)、セララ(エプレレノン)がある。

作用機序:

ミネラルコルチコイド受容体に結合して、アルドステロンの作用を抑える→尿中にナトリウムと水分が多く排出されるようになり、血圧低下作用を示す。
この際、カリウムを尿中に排泄する作用も抑えるため、カリウム(K)保持性利尿薬とも呼ばれる。

  • 適応は高血圧症のみ。
  • セララに比べて禁忌となるケースが少ない。
  • セララやアルダクトンと違いステロイド骨格を有しておらず、より選択的にミネラルコルチコイド受容体に作用。性ホルモン受容体への影響が少なく、それに起因する副作用が少ない。(男性の女性化乳房、陰萎、月経痛など)
  • CYP3Aによる代謝を受ける。
  • 重度の腎機能障害の患者は禁忌
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