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2018/05/25

リバスタッチパッチ(小野薬品工業株式会社)

テーマ:勉強会memo

【担当】かいてき調剤薬局 六軒家店
平成30年5月18日
【講師】小野薬品工業株式会社
一般名:一般名:リバスチグミン

【効能・効果】
軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

【用法・用量】
通常、成人にはリバスチグミンとして1日1回4.5mgから開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ増量し、維持量として1日1回18mgを貼付する。また、患者の状態に応じて、1日1回9mgを開始用量とし、原則として4週後に18mgに増量することもできる。
本剤は背部、上腕部、胸部のいずれかの正常で健康な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。

食欲・IADL(手段的日常生活動作)・アパシーに関して有効性が認められている。
IADLは投与開始3ヵ月~1年後にも有効性が認められた。
内服のアセチルコリンエステラーゼ阻害薬に比べ消化器症状が少なく使いやすい。
皮膚炎というリスクはあるが保湿剤を使用することで回避できる。
保湿剤は貼付部を避けて塗布。皮膚炎症状がある場合はvery  Strongステロイド剤(フルメタ・アンテベート・トプシム・マイザーなど)を使用。フルメタは塗布後にも貼付できる。

IADL項目(金銭管理・食事の支度、服薬の管理、移動・外出、電話の使い方)
アパシーの指標(起床・意思疎通・食事・排泄・リハビリ・活動)

感想
リバスタッチパッチは副作用の面から考えられるとリスクが低いが、保湿剤の使用等を考えると認知症患者が自分で貼付するのは難しいと思われる。介護者の協力による使用としては効果が期待できる。

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