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2018/02/23

ルパフィン(田辺三菱製薬)

テーマ:勉強会memo

【担当】かいてき調剤薬局
平成30年1月18日
【講師】田辺三菱製薬株式会社
一般名:一般名:ルパタジンフマル酸塩

【成分】
  ルパタジン
  活性代謝物:デスロラタジン
【効能・効果】
アレルギー性鼻炎・蕁麻疹・皮膚疾患に伴う掻痒
【用法・用量】
12歳以上には1回10mgを1日1回内服。食事の影響を受けないためいつでも内服可
1回20mgまで増量できる
【作用機序】
ヒスタミンH1受容体拮抗作用
抗PAF(血小板活性化因子)作用
PAFは警官拡張作用、血管透過性亢進作用、知覚神経刺激作用、白血球活性化誘導作用等を有し、鼻炎・鼻閉等のアレルギー症状に関与
服薬後速やかにルパタジンが抗アレルギー効果を発揮。その後デスロラタジンに代謝されるが、デスロラタジンにもヒスタミンH1受容体拮抗作用があるため効果の持続が期待できる
ルパタジンTmax:0.91h,T1/2:4.76h
デスロラタジン Tmax:2.08h,T1/2:20.65h
【副作用】
おもな副作用は眠気(9.3%)
→本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう十分注意すること
【使用上の注意】
  肝障害・腎障害・高齢者では血中濃度上昇のおそれがあるため慎重投与
CYP3A4で代謝→CYP3A4阻害剤・GFJ・アルコール併用注意
  妊婦:胎児の発育遅延のおそれあり
  授乳婦:母乳中移行あり

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